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2011年 02月 20日
某月某日の朝、頭と心をリセットしたくなって、旅に出ることにした。
ふと思いついたのは、僕の住む近所に高速バスの停留所があるのだが、そこからバスに飛び乗って、どこかに行こう、という事だ。 行き先を定めない旅。 と言っても、その停留所から出るバスで予約無しで乗れるのは、宮崎行き「はまゆう」号だけである。 さて、どこで降りるか、乗ってから決める事にして、停留所に向かった。 停留所に着いて、「はまゆう」号の路線図を見ると、終点近く、宮交シティのひとつ先に「たまゆらの湯」という停留所があるのを発見した。 どこか温泉があれば、そこに行くつもりで、替えの衣類とシャンプー、石鹸など持って来ていた。 「・・・ここにしよう! 停留所名になるほどだから、「たまゆらの湯」という名を冠した、よほど大きな温泉があるのだろう!」 そう思い込んで(実際、思い込みであった事を、後で知る)、バスに乗る前から、早くも行き先決定。 やがてやってきたバスは、休日だというのに空いていた。 その直前に発車していった福岡行きはほぼ満席の状態だったのに・・・。 ちなみに「はまゆう」号は宮崎交通と南国交通の共同運行便で、僕が乗ったのは、南国交通の便。 宮崎自動車道小林SAで10分間の休憩中に撮影。 向こうの山は、雪を頂いた高千穂の峰。 新燃岳は、手前の山に隠れて見えず。 さて、2時間ほどのバス旅の後、宮崎市内に入り、僕は「たまゆらの湯」停留所で下車。 しかし、辺りを見回しても、そのような施設があるような案内も看板もなかった。 停留所のあたりをぐるぐる歩き回っても見つけられず、通りがかりの人に聞いて、ようやく分かった。 「たまゆらの湯」とは、特定の温泉施設の名前でなく、大淀川河畔のホテルが共同で使っている泉源の名前であるという。 その人は、他にもいろいろ教えてくれた。 「・・・あの角を曲がったところにはうどん屋があってね、そこは長島さんとか巨人軍の選手もよく行くところで・・・」 とか。 謎が解けた僕は、お礼を言って、とりあえず目の前の宮崎観光ホテルに入った。 このホテル、外観はかなり老朽化が進んでいるような印象を受けたが、中はいかにも一流ホテルといった雰囲気で、きれいだった。 2月1日にリニューアルしたばかりだという、そのものずばり「宮崎リゾート温泉 たまゆらの湯」 西館1階のいちばん奥にある。 泉質はナトリウム塩化物温泉、泉源温度は45.6℃。 脱衣場も浴室も清潔で、使いやすかった。 サウナと露天風呂もあって、なかなかいい温泉だった。 温泉から出て、大淀川河畔を散策し、食事も済ませ、JRで帰る事にした。 宮崎駅。 アメリカのデザイナーが設計した、斬新なデザインの駅舎。 しかし、2本あるホームのそれぞれに改札口があって、乗換えでホームを移るときには一旦改札を出ないとならないなど、日本では使い勝手の悪い面もあるという。 なぜJRで帰る事にしたかというと、3月12日のダイヤ改正で九州から姿を消すという「485系電車」に乗るためである。 485系電車は、旧国鉄の標準型特急電車みたいなもので、かつては南は鹿児島から北は青森まで、それこそ日本全国を縦横無尽に走り回っていた車両だ。 しかし、国鉄の分割民営化後、JRが次々と新型車両を登場させるにつれて活躍の場は狭まり、九州では日豊線の大分以南で「にちりん」「ひゅうが」「きりしま」として、細々と走るだけになってしまった。 それも、今度の九州新幹線全線開業に伴うダイヤ改正で、つばめ型「787系電車」に置き換えられることになり、その活躍もあと3週間足らずとなってしまったのだ。 だいぶくたびれた車内。 たしかに、最近の特急電車と比べたら、だいぶ見劣りがする。 僕が乗った車両の製造銘板を見ると、「昭和48年 日立製作所」とあった。 40年近くも、よくがんばった、お疲れさま、と言いたくなった。 走り始めると、線路のせいなのか、車両のせいなのか、新型の特急で感じる、貧乏ゆすりみたいな小刻みで硬い揺れは感じず、ゆらゆらと割と長い周期で揺れた。 日豊線の宮崎-都城-国分間は、山越えがあり、急なカーブも連続する。 速度はあまり出ない。 いかにも淡々と、といった感じで「きりしま」8号は走っていった。 沿線には、あちこちで梅の花が咲き始めていた。 そのうちに眠くなり、何度か、優しい揺れに体を預けて浅い眠りに入ってしまった。 1時間半ほどして国分駅に到着。 ささやかな僕の旅は終わったが、「きりしま」号はさらに終着 鹿児島中央駅を目指して、重い響きを立ててホームを出て行った。
by skuroki
| 2011-02-20 21:40
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